京都で生まれ京都で育って60年、神様大好きのojinです。
このページでは、伊勢神宮の内宮(ないくう)でのご利益を授かるお詣りの仕方、神様とご利益、お守り・御朱印などの情報を紹介します。
外宮については、伊勢神宮 外宮の神様とお守りのご利益と回り方で紹介しています。
お時間があれば、ぜひこちらも読んでくださいね。
伊勢神宮の内宮でご利益を授かりたい方に
伊勢神宮の内宮(皇大神宮:こうたいじんぐう)で、ご利益を授かりたい方に読んでいただきたい情報を書きました。
伊勢神宮に限らず、神様からご利益を授けていただきやすい参拝の方法があります。
また、神社参拝には、やってはいけないタブーがあります。
伊勢神宮特有のタブーもあります。
ojinも、知らずにタブーをおかしてしまったこともあります。
伊勢神宮の内宮にお詣りされる際に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
伊勢神宮 内宮(皇大神宮)のご祭神は何の神様
内宮のご祭神 | 天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
何の神様? | 太陽神 皇室の御祖先神 |
伊勢神宮 内宮(ないくう)の主祭神は、『天照大御神(あまてらすおおみかみ)』です。
天照大御神は、皇室、天皇のご先祖神で、日本人の総氏神様です。
ご神体は、三種の神器の一つである『八咫鏡(やたのかがみ)』です。
神社に参拝しても、お祀りされている神様のことを知らないでお詣りするのは、神様に失礼です。
また、何の神様なのか、どんな神様なのかを知ってお詣りした方が、神様に願いが通じる気がしますよね。
人間の世界でも新規開拓の営業をする場合、相手の会社のことを予め知って訪問した方が、相手に話が通じやすいですよね。
神様も同じです。
伊勢神宮の内宮(皇大神宮)でご利益を授かるには、まずご祭神『天照大御神』のことを知ってからお詣りしましょう。
天照大御神は日本の最高神で太陽の神様
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、八百万神(やおよろずのかみ)と言われるほど多く居られる日本の神様の中で、最高位に位置する神様です。
天照大御神は、高天原(たかまがはら=天上界)を治められる太陽の神様で、あまねく全てのものに光を注いでくださる神様です。
天照大御神は、父神の『伊邪那岐命(いざなぎのみこと)』が、黄泉の国から帰ってきて禊をされた時、最後に生まれた3姉弟の神様です。
天照大御神の弟神は、月の神様の『月読命(つくよみのみこと)』、八岐大蛇(やまたのおろち)退治で有名な『建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)』です。
現在、天照大御神は女性の神様とされています。
でも、元々は男性だったという説があって、男性説の中には、なかなか興味深い有力な説もあります。
伊勢神宮 内宮と天照大御神のご利益
天照大御神のご利益 | 国土安泰・子孫繁栄・五穀豊穣 開運招福・所願成就・厄除福徳・勝運 |
天照大御神は、日本の神様の最高神なので、日本の国を平和で豊かにする国家安泰のご利益が第一です。
太陽の神様として、全てのものに恵みを与えてくださる神様なので、全てのご利益を授けていただけます。
伊勢神宮 内宮でご利益を授かる参拝方法
伊勢神宮 内宮で、天照大御神からご利益を授かる参拝方法を紹介します。
伊勢神宮 内宮だけでなく、神社の基本的な参拝方法として、
- 鳥居をくぐる前に一礼する。
- 手水舎で手と口を清める。
- 参道の真ん中を歩かない。
- 二拝二拍手一拝でお詣りする。
- お賽銭は投げ入れないで、手から滑らせるように入れる。
という基本は、しっかりと押さえておいてくださいね。
これらのことは、別のページで詳しく解説する予定なので、ここでは割愛します。
天照大御神からご利益を授かるお詣りの仕方
せっかく伊勢神宮にお詣りしているのですから、『二拝二拍手一拝』より丁寧に、『一揖二拝二拍手一拝一揖』でお詣りしましょう。
『拝』とは、体を90度に曲げる深いお辞儀、『揖(ゆう)』とは、45度くらいの浅いお辞儀です。
- 拝殿の前で『一揖』する。
- お賽銭を入れる時はそっと入れる。
- 『二拝二拍手』する。
- 両手を合わせてお祈りする。
- 自分の『住所』『氏名』『生年月日』を言う。
- これまでの感謝やお礼を述べる。
- 今後の『身の取り回し』をお願いする。
- 自分以外のことをお願いする。
(例:日本の皆様が幸せになれますように) - 『祓い給い 清め給え 神ながら守り給い 幸え給え(はらいたまい きよめたまえ かむながらまもりたまい さきわえたまえ)』を3回唱える。
- 『一拝』する。
- 拝殿から一歩後に下がって『一揖』する。
ojinは、この参拝方法をほとんどの神社で行っています。
『祓い給い 清め給え 神ながら守り給い 幸え給え』は、長くて覚えられない、唱えられないという場合、『祓い給い 清め給え』だけを3回唱えても大丈夫です。
伊勢神宮では、お賽銭は必要ないと言われています。
また、正宮(しょうぐう)では、個人的なお願いをしてはいけないという方もいます。
これらについては、後で解説します。
個人的なお願いについては、『身の取り回し』の部分が祈願になります。
例えば、大学の受験をする場合、
『東京大学に合格できますように。』
とはお願いしません。
ojinのお願いの仕方は、
『東京大学を受験します。受験勉強を精いっぱい頑張りますので、身の取り回しをよろしくお願い致します。』
と、自分の目標と努力を神様に伝えます。
このようにお願いすれば、神様が、アナタにとって最も良い道を授けてくださいます。
もしも、東京大学に合格しても、東京大学がアナタに全く合わない大学かもしれません。
アナタに合わなければ、せっかく入学した東京大学を途中で退学することになるかもしれません。
入学してからのことは、人間にはわかりません。
これは、神様でないと分かりません。
神様は、アナタに最も適した大学に入学できるように、『身の取り回し』をしてくださいます。
もしも、東京大学が合わない大学ならば、アナタにとって最も良い大学に入学できるように身の取り回しを図ってくださいます。
また、伊勢神宮 内宮などの有名な神社では、拝殿で順番待ちの行列ができている時がよくあります。
そんな時、時間をかけてお詣りすると後の人に迷惑です。
ojinは、並んでいる間に、自分の住所や願い事を心の中で唱えます。
人によっては、第一鳥居をくぐった時から、自分の住所や名前などを心で念じて、神様に伝えているという方も居られます。
そして、自分の番が来たら、『二拝二拍手』の後『祓い給い 清め給え』だけを3回唱えて、『一拝』し、拝殿を後にする前に『一揖』して終わります。
これで、十分に神様にお願いは通じます。
ojinは、できる限り他の人に譲る気持ちでお詣りすることを心がけています。
自己中心や自分勝手な人の願いは、神様は聞いては下さいません。
自分だけのことではなく、周りの人に気をつかい、世の中のことや他の人の幸せをお願いする人に、神様はご利益を授けてくださるのです。
瀧祭神(たきまつりのかみ)で最初のご挨拶
伊勢神宮 内宮でご利益を授かるには、五十鈴川の御手洗場で清めた後、一番初めに『瀧祭神(たきまつりのかみ)』にお詣りします。
瀧祭神は、五十鈴川の御手洗場の階段を上がって右手に曲がったところにあります。
瀧祭神は、地元の方に『おとりつぎさん』と親しみを込めて呼ばれています。
正宮(しょうぐう)の前に瀧祭神を参拝することで、天照大御神にアナタの願い事を取り次いでいただけると言われています。
以前、ojinは、瀧祭神のことを知らずに素通りしました。
勿体ないことをしました。
瀧祭神については、後で詳しく解説します。
伊勢神宮 内宮の正宮と別宮の神様とご利益
伊勢神宮の内宮(皇大神宮)の境内には、正宮と2つの別宮と、数社の所管社があります。
それぞれの宮に神様がお祀りされていて、得意分野(?)のご利益が違うので、簡単に説明していきます。
伊勢神宮 内宮の正宮(しょうぐう)
ご祭神 | 天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
ご利益 | 国家安泰・五穀豊穣・子孫繁栄・福徳開運 所願成就・厄除け・勝負運 |
伊勢神宮 内宮の正宮(しょうぐう)は、伊勢神宮の中心です。
日本の神様の中で、最高神である天照大御神がお祀りされています。
パワースポットという表現ですら憚られるような聖地です。
伊勢神宮 内宮の正宮では、先ず、これまでの感謝やお礼を述べるということが大切なのですね。
その後、個人的なお願いとして、『身の取り回し』をお願いしましょう。
伊勢神宮 内宮と外宮の正宮には、お賽銭箱がありません。
伊勢神宮は、天皇陛下が日本国民の平和や健康を祈願する場所であり、『私幣禁断(しへいきんだん)』とされてきました。
でも、お賽銭をされる方がいるので、神殿を汚さないように白い布が地面に敷かれています。
お賽銭をする場合は、掌の上をそっとお金を滑らせるようにお賽銭を入れましょう。
お賽銭をポンと投げるのは、伊勢神宮に限らずどこの神社でも神様に対して失礼な行為になるので、絶対にやめましょう。
上の表で、ご利益は国家安泰・五穀豊穣・子孫繁栄等を書きましたが、『身の取り回し』をお願いすれば全てのご利益があります。
伊勢神宮 内宮の域内別宮の神様とご利益
伊勢神宮 内宮には、正宮以外にも別宮と所管社があります。
時間が許すかぎり、ぜひともお詣りしてくださいね。
別宮 荒祭宮の御祭神は天照大御神荒御魂
荒祭宮 | あらまつりのみや |
ご祭神 | 天照大御神荒御魂 (あまてらすおおみかみのあらみたま) |
ご利益 | 勝運合格・開運隆盛・子授安産 文学歌謡・厄災消除・交通安全 立身出世・罪障祓滅・先導開拓 |
荒祭宮(あらまつりのみや)のご祭神は、天照大御神の荒御魂(あらみたま)とされています。
日本の神様には、おだやかな『和御魂(にぎみたま)』と、荒々しくご神威をあらわされる『荒御魂(あらみたま)』があります。
荒祭宮のご祭神は、天照大御神の荒御魂であることから、『撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)』であると言われています。
長い名前の神様ですね。
また、兵庫県西宮市にある廣田神社によると、『撞賢木厳之御魂天疎向津媛命』は『瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)』であると記されています。
瀬織津姫命は、人の罪穢れを洗い流してくださる祓いの神様で、水の神様でもあります。
また、瀬織津姫命は、天照大御神の妃神だという説もあります。
これは、最初の方に言った『天照大御神=男神』という説に繋がります。
だんだんと話がややこしくなります。
瀬織津姫命については、『瀧祭神(たきまつりのかみ)』の所でもう一度触れます。
別宮 風日祈宮の御祭神は級長津彦命と級長戸辺命
風日祈宮 | かざひのみのみや |
ご祭神 | 級長津彦命 (しなつひこのみこと) 級長戸辺命 (しなとべのみこと) |
ご利益 | 国家安泰・五穀豊穣・航海安全・健康長寿 |
風日祈宮のご祭神の級長津彦命(しなつひこのみこと)は、風を司る神様です。
日本書紀では、級長津彦命の別名が、級長戸辺命(しなとべのみこと)と書かれています。
また、級長戸辺命(しなとべのみこと)は女神で、級長津彦命(しなつひこのみこと)の妃神や姉神であるという説もあります。
『風日祈宮(かざひのみのみや)』は、もともと『風神社』と呼ばれていました。
鎌倉時代の蒙古襲来の時、神風をふかせて敵を全滅させた功績により、『風日祈宮』という宮号が天皇から宣下されました。
四至神(みやのめぐりのかみ)は社殿がないけど所管社
四至神(みやのめぐりのかみ)は、荒祭宮から神楽殿の方に行くと右手にあります。
社殿も御垣もありませんが、所管社として大切にお祀りされています。
白い石の上に、小さな石がお祀りされています。
周囲には、結界が張られています。
すごいパワーがある場所で、手をかざしてパワーを授かろうとする人がたくさんいました。
以前、ojinも、人につられて手をかざしてしまいました。
家に帰って四至神のことを知り、罰当たりなことをしてしまったと、神棚の神宮大麻にお詫びしました。
四至神は、社殿がなくても所管社で神様です。
二拝二拍手一拝でお詣りしてくださいね。
瀧祭神(たきまつりのかみ)のご祭神は天照大御神かも
瀧祭神 | たきまつりのかみ |
ご祭神 | 瀧祭大神 (たきまつりのおおかみ) |
ご利益 | 祈雨・止雨・五穀豊穣 子授け子宝祈願・安産祈願 |
瀧祭神(たきまつりのかみ)は、手水舎や五十鈴川の御手洗場で清めた後、一番にお詣りしていただきたい所管社です。
所管社ですが、別宮と同等に祭祀がささげられる特別なお宮で、内宮の所管社30社のうち第1位です。
瀧祭神には社殿がありません。
御垣でぐるりと囲われ、前にお賽銭箱が置かれています。
御垣の中には、四至神のような小さな石のご神体がお祀りされているようです。
ご祭神は、『瀧祭大神(たきまつりのおおかみ)』で、五十鈴川の守り神、水源の神様とされています。
瀧祭大神は、水の神様であることから、『水波能売命(みずはのめのみこと)』であるという説があります。
水波能売命は、『瀬織津姫命(せおりつひめ)』、『市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)』、『弁財天(べんざいてん)』と同一神だという説があります。
荒祭宮(あらまつりのみや)の所で言ったように、瀬織津姫命は天照大御神の荒御魂(あらみたま)とも言われています。
と言うことは…。
瀧祭大神=水波能売命=瀬織津姫命=天照大御神の荒御魂
ということになり、瀧祭大神は、天照大御神なのかもしれません。
また、天照大御神は、広島県の厳島神社や福岡県の宗像大社にお祀りされている市杵島姫命と同じ神様なのでしょうか。
でも、天照大御神の孫神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が高天原から天降りされるとき、
『瓊瓊杵尊と一緒に地上界に降りなさい。』
と、市杵島姫命に命じたのは、ほかならぬ天照大御神です。
この辺になると、ojinの知識では、ワケが分からなくなってしまいます。
大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)のご祭神は大山祇神
大山祇神社 | おおやまつみじんじゃ |
ご祭神 | 大山祇神 (おおやまつみのかみ) |
ご利益 | 林業守護・豊漁・五穀豊穣・航海安全 殖産興業・子授け子宝祈願 安産祈願・開運厄除 |
大山祇神社のご祭神の大山祇神(おおやまつみのかみ)は、伊勢神宮 外宮のご祭神 豊受大神と同一神とされる宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の祖父神です。
宇迦之御魂神は、伏見稲荷大社や全国の稲荷神社にお祀りされるお稲荷さんとしても有名です。
大山祇神は、山を支配する神様であり、水の神様、田の神様ともされています。
また、大山祇神は、山だけでなく大海原の神様として、航海の神様とも言われています。
子安神社(こやすじんじゃ)のご祭神は木華開耶姫命
子安神社 | こやすじんじゃ |
ご祭神 | 木華開耶姫命 (このはなさくやひめのみこと) |
ご利益 | 子授け子宝祈願・安産祈願・火災除け 豊漁・五穀豊穣・航海安全・開運厄除 |
子安神社のご祭神の木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、先ほどの大山祇神(おおやまつみのかみ)の御子神です。
とっても美しい女神さまです。
天照大御神の孫神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が一目惚れしたほどです。
子安神社は、地元の方から子授けのご利益があると慕われています。
木華開耶姫命は、富士山本宮浅間大社の主祭神です。
内宮の域外別宮の神様とご利益
- 月読宮(つきよみのみや)
- 瀧原宮(たきはらのみや)
- 伊雑宮(いざわのみや)
- 倭姫宮(やまとひめのみや)
伊勢神宮 内宮には、域外に4社の別宮があります。
少し遠い別宮もありますが、時間があればぜひお詣りしてくださいね。
域外別宮のご祭神とご利益を紹介します。
月読宮の神様は月読尊(つきよみのみこと)
月読宮 | つきよみのみや |
ご祭神 | 月読尊 (つきよみのみこと) |
ご利益 | 農業守護・豊漁・五穀豊穣 航海安全・家内安全・安産祈願 |
月読宮は、伊勢神宮 内宮の別宮では、天照大御神の荒御魂(あらみたま)を祀る荒祭宮に次いで格式が高いお宮です。
月読宮には、
- 月読宮(つきよみのみや)
- 月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)
- 伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)
- 伊佐奈弥宮(いざなみのみや)
と言う4つの社殿が横一列に並んでいます。
ご祭神は、それぞれ
- 月読尊(つきよみのみこと)
- 月読尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
となっています。
月読尊(つきよみのみこと)は、天照大御神の弟神です。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、日本の国土を産まれた神様で、月読尊や天照大御神の父母神になります。
天照大御神、月読尊、もう一人の弟神である建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)の三姉弟神は、父神の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、黄泉の国から帰ってきて禊(みそぎ)をした時に、最後に生まれた神様です。
この三姉弟神は、伊弉諾尊が生んだ多くの神様の中でも特に素晴らしい神様だということで、三貴子(みはしらのうずのみこ、さんきし)と呼ばれています。
月読尊は、名前からも想像できる通り、月の満ち欠けを教え暦を司る神様です。
瀧原宮の神様は天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
瀧原宮 | たきはらのみや |
ご祭神 | 天照大御神御魂 (あまてらすおおみかみのみたま) |
ご利益 | 国家安泰・五穀豊穣・子孫繁栄 福徳開運・所願成就・厄除け・勝負運 |
瀧原宮は、
- 瀧原宮(たきはらのみや)
- 瀧原並宮(たきはらならびのみや)
と言う2つの社殿が並んでいます。
どちらのご祭神も天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)ですが、瀧原宮からお詣りするのが順番です。
その他に、瀧原宮の境内には若宮神社、川島神社、長由介神社などがあります。
伊雑宮の神様は天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
伊雑宮 | いざわのみや |
ご祭神 | 天照大御神御魂 (あまてらすおおみかみのみたま) |
ご利益 | 国家安泰・五穀豊穣・子孫繁栄 福徳開運・所願成就・厄除け・勝負運 |
伊雑宮は、伊勢神宮 内宮の中で伊勢国以外にある唯一の別宮で、志摩市磯部町上之郷にあります。
伊勢神宮 内宮を創建された倭姫命(やまとひめのみこと)が志摩の国を巡られた時に、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)に迎えられて造営されたお宮だそうです。
伊雑宮では、昔から地元の人たちによって海の幸、山の幸の豊饒(ほうじょう)がお祈りされてきました。
樹齢700~800年と言われる『巾着楠(きんちゃくくす)』が、すごいパワーを発しています。
でも、巾着楠には触らないでくださいね。
伊雑宮の境内にある勾玉池(まがたまいけ)は、その名の通り勾玉の形になっています。
倭姫宮の神様は倭姫命(やまとひめのみこと)
倭姫宮 | やまとひめのみや |
ご祭神 | 倭姫命 (やまとひめのみこと) |
ご利益 | 所願成就・厄除け・悩み解消・家内安全 |
倭姫宮のご祭神 倭姫命(やまとひめのみこと)は、天照大御神をお祀りする場所をもとめて、現在の地に伊勢神宮を創建されました。
倭姫命は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の叔母に当たります。
日本武尊が東国の征伐に行く際に、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を与えたことでも有名です。
倭姫命は、神様の声を聞く『御杖代(みつえしろ)』で、シャーマンのような存在でした。
このことから、倭姫命が邪馬台国の卑弥呼(ひみこ)だという説もあります。
伊勢神宮 内宮のお守りとお神札と御朱印
伊勢神宮 内宮にもお守りとお神札と御朱印があります。
でも、一般の神社のような、縁結びや商売繁盛など、ご利益ごとのお守りやお札があるわけではありません。
伊勢神宮 内宮の御朱印は、
- 伊勢神宮 内宮
- 月読宮
- 瀧原宮
- 伊雑宮
- 倭姫宮
でいただけます。
ちなみに、伊勢神宮 外宮の御朱印としては
- 伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)
- 月夜見宮
でいただけます。
普通の神社は、御朱印代として初穂料300円とか500円とか決まった金額が明記されています。
でも、伊勢神宮の場合は、『300円程度』と書かれています。
この辺りが、伊勢神宮のステキな所ですね。
何れの御朱印も、参拝した日の横に朱印が押されただけのシンプルなものです。
伊勢神宮 内宮のお神札(おふだ)と初穂料(値段)
伊勢神宮のお神札(おふだ)は、大麻(たいま、おおぬさ)と呼ばれます。
全国の神社でも、伊勢神宮のお神札は、通称『神宮大麻(じんぐうたいま=頒布大麻)』として頒布されています。
この神宮大麻は、伊勢神宮で頒布されている角祓と似ていますが、少しサイズが小ぶりです。
- 剣祓(けんはらい):500円
- 角祓(かくはらい):1,500円
- 荒祭宮剣祓:500円
- 風日祈宮剣祓:500円
伊勢神宮では、お神札をお祀りするための『お社(おやしろ)』も頒布されています。
お社は、すでにご祈祷済みなので、家に持って帰ってそのまま使えます。
ただし、1,000円のお社は、幅が狭いので『剣祓』が入りません。
注意してくださいね。
伊勢神宮 内宮のお守りのご利益と初穂料(値段)
伊勢神宮 内宮では、いくつかのお守りが頒布されています。
でも、一般的な神社ほどお守りの種類は多くありません。
御守(おまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 御守:1,000円
御守(おまもり)は、青(緑)、赤、黄色、紫(藤色)、ピンクの5色があります。
ご利益は、開運招福です。
交通安全御守(こうつうあんぜんおまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 交通安全御守:1,000円
交通安全御守(こうつうあんぜんおまもり)には、大と小の2種類のサイズがあります。
どちらも初穂料は1,000円です。
ご利益は、もちろん交通安全です。
開運鈴守(かいうんすずまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 開運鈴守:1,000円
開運鈴守(かいうんすずまもり)のご利益は、名前の通り開運厄除、福徳開運です。
昔から、鈴の音には邪気を祓う効果があるとされています。
学業御守(がくぎょうおまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 学業御守:1,000円
学業御守(がくぎょうおまもり)のご利益は、学業成就、受験合格、資格試験合格です。
色は、黒、水色、赤、ピンクがあります。
厄除御守(やくよけおまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 厄除御守:1,000円
厄除御守(やくよけおまもり)のご利益は、もちろん厄除けです。
ojinも家内と共に、厄除のお守りを授かりました。
厄除御守の色は、青、赤、水色、白があります。
安産御守(あんざんおまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 安産御守:500円
安産御守(あんざんおまもり)のご利益は、もちろん安産祈願です。
色は、朱色のみです。
守祓(まもりはらい)のご利益と初穂料(値段)
- 守祓:500円
守祓(まもりはらい)は、小さいお札のようなお守りです。
自分のお守り袋などに入れて持ち歩きます。
ご利益は、開運招福です。
海幸守(かいこうまもり)のご利益と初穂料(値段)
- 海幸守:500円
海幸守(かいこうまもり)は、小さな木札のようなお守りです。
ご利益は、航海安全、海上安全、豊漁です。
伊勢神宮でご利益を授かる為にやってはいけないタブー
伊勢神宮 内宮でご利益を授かるなら、ご祭神に失礼のない参拝を心がける必要があります。
伊勢神宮 内宮に限らず、全国の神社も地元の氏神様も、本来は観光目的で行く場所ではありません。
神社は、信仰の場所で、地元の人から崇敬され、大切に守られてきた神聖な場所です。
決して何百年、何千年と守られてきたことを軽視して、タブーをおかすようなことはしてはいけません。
一般的な神社でのタブーは、神社でやってはいけないこと 15個のタブーのページでまとめましたので、お時間があるときにでも読んでいただければ幸いです。
大声で話しながらのお詣りはタブー
伊勢神宮 内宮は2,000年もの間、天照大御神が鎮まられている場所です。
アナタが自宅でくつろいでいるとき、前の道で大声で立ち話をされたら落ち着きませんよね。
伊勢神宮 内宮の境内は、言い換えれば天照大御神のご自宅の庭です。
そんなところで、大きな声を出して歩くことは、神様に対して失礼です。
また、ある会社に新規開拓に2人で行って、応接室に通してもらう時、2人でべらべら話していたら、相手の心証を悪くしますよね。
神様も同じです。
大声で話したり笑うのはタブーです。
伊勢神宮 内宮も宇治橋鳥居をくぐったら、できる限り私語は慎みましょう。
神様は、すでに見ておられます。
サンダルや肌の露出が多い服装での参拝はタブー
伊勢神宮 内宮に限らず、神社は神様に参拝する場所です。
誰もが、これまでの感謝やこれからのご利益をお願いしに行きます。
神様は、人間よりもずっとずっと位が上です。
就職活動で会社訪問をる時、Tシャツや短パン、サンダルで行く人はいないと思います。
なぜなら、そんな恰好で会社訪問するのは失礼だと分かっているからです。
神様は、就職活動で行く会社の社長さんよりも、ずっとずっと位は上です。
本来、神社に参拝するのは正装で行くべきなのです。
でも、現在はそこまで求めている神社はありません。
でも、やはり神様にご挨拶するのですから、それなりの服装で行ってくださいね。
男性も女性もノースリーブやタンクトップなど、肌の露出が多い服装はタブーです。
特に、足元は、サンダルや草履はタブーです。
必ず靴を履きましょう。
石(四至神)に手をかざすのはタブー
先ほども書きましたが、四至神(みやのめぐりのかみ)に石に手をかざすのはタブーです。
四至神(みやのめぐりのかみ)は、杭と縄で結界が貼られているだけで、ご神体の石が完全に見えています。
また、非常に強いパワーを発している場所なので、パワースポットとして見られがちです。
ojinも、以前、手をかざしてしまいました。
でも、四至神は、社殿がなくても所管社として大切にお祀りされている神様です。
手をかざすのは、神様に対して失礼になるのでタブーです。
神宮杉に触るのはタブー
伊勢神宮 内宮の境内には、神宮杉と呼ばれる樹齢数百年の巨樹がたくさんあります。
その中の何本かの神宮杉には、人の背丈ほどの高さまで竹が巻かれています。
これは、参拝者が、神宮杉のパワーを授かろうと、皮をはいで持って帰ったり、手で触れたりして木肌が傷んだからです。
また、神宮杉は、神様の依り代にもなります。
むやみに人間が触れてよいものではありません。
伊勢神宮 内宮の正宮から荒祭宮(あらまつりのみや)に行く途中にも神宮杉があります。
上の写真がそうです。
この神宮杉は、多くの人が手を触れるので、木肌がかなり傷んでいます。
神宮杉に手を触れたり、もたれたり、跨いだりして写真を撮っている方もたくさん居られます。
でも、神宮杉は、時に非常に恐ろしい気を発しているときがあります。
あるサイトで、神宮杉の木肌に恐ろしい表情が現れている写真を見たことがあります。
お気づきかもしれませんが、上の写真にも怒りの表情が見られますね。
神宮杉を守るためにも、神様の怒りに触れないためにも、木肌に触れるのはタブーです。
ペットを連れて行くのはタブー
伊勢神宮は、内宮も外宮もペット禁止です。
犬は、内宮も外宮も入口の『衛士見張所』で預かってくれます。
でも、スペース的に10匹程度しか預かれません。
また、大型犬も預かれません。
元々神社は、犬や猫などのペットを連れて行くのはタブーです。
飼い主からすると、ペットは獣ではなく家族だと思われるかもしれません。
しかし、古来から、犬や猫の動物は穢れとされました。
また、糞やオシッコを境内でしてしまったり、リードを長くして犬が苦手な人に迷惑をかけたり…。
伊勢神宮 内宮に限らず、神社仏閣はペットよりも人間優先です。
人間よりも神様・仏様優先です。
犬が嫌いだという会社の社長に取引のお願いをするのに、会社や社長の家に犬を連れて行くでしょうか。
犬を連れて言った時点で、取引はあきらめなければなりません。
神様も同じです。
神社にペットを連れて言った時点で、ご利益を授かることはおろか、今後助けていただくことも期待できません。
鳥居をくぐれば、そこはもう神様の領域です。
飼い主にとってはかわいいペットでも、神様にとっては迷惑なのです。
また、神社には眷属がいる場合がほとんどです。
眷属は、神獣の霊です。
相性が悪いと、眷属がペットに憑依することもあります。
神様のためにも、ペットのためにも、そして何よりアナタのために、ペットを連れて行くことはやめましょうね。
境内での喫煙や飲食はタブー
伊勢神宮は、内宮も外宮も境内での喫煙はタブーです。
基本的に飲食もタブーです。
伊勢神宮 内宮でなくても、神社の境内にお肉や牛乳など、獣のものは持ち込んではいけません。
クリームやハムなどお肉や牛乳が加工されているものも、持ち込みはタブーです。
タバコは喫煙場所で、飲物は決められた休憩所で補給してくださいね。
生理中や産後のお詣りはタブー
伊勢神宮 内宮に限らず、生理中や産後75日経過していない女性は、神社の境内に入ることは赤不浄としてタブーとされてきました。
これは女性差別ではなく、日本の神様は血を最も嫌われます。
お肉や牛乳も、獣の血を伴うから持ち込みがタブーなのです。
決して女性を差別しているわけではありません。
その証拠に、伊勢神宮を創建されたのは、斎宮倭姫命で垂仁天皇の皇女です。
以降、代々斎宮は、天皇の皇女が勤めています。
せっかく伊勢神宮 内宮にお詣りするのですから、タブーとされている期間を外してお詣りしてくださいね。
忌中のお詣りはタブー
身内に不幸があった場合、忌中の期間に神社の境内に入ることは黒不浄としてタブーとされてきました。
では、いつまでが忌中なのかというと、亡くなった方との血縁の濃さや交流の深さにもよります。
一般的に、下記の表のように言われています。。
故人との関係 | 忌中期間 |
父母・配偶者 | 50日 |
祖父母 | 30日 |
兄弟姉妹・子供 | 20日 |
孫 | 10日 |
叔父叔母 | 20日 |
従兄弟従姉妹 | 3日 |
上記は目安で、地域によっては違う場合もあります。
アナタの地域の神社等に、ご確認いただければ幸いです。
帽子をかぶったままの参拝はタブー
ファッションや日よけとして、帽子を被って神社にお詣りされる方をよく見かけます。
最近では薄れつつありますが、人間同士でも目上の人に会う時は、帽子を脱ぐのがマナーです。
また、他人の家に行ったとき、玄関先で帽子やコート、手袋を脱ぐのがマナーです。
会社でもそうですよね。
最近では、コートを着たまま入ってくる失礼な営業マンもいますが…。
神様は、人間よりもずっと上の位の方です。
鳥居をくぐる前に、せめて帽子と手袋は脱いでくださいね。
神様を拝んでいる時だけでなく、境内にいる間は帽子をかぶるのはタブーです。
伊勢神宮 内宮でお賽銭はタブーなの?
伊勢神宮 内宮・外宮の正宮には、お賽銭箱がありません。
もともと伊勢神宮は、『私幣禁断』として、天皇陛下以外はお供え物を禁止されていました。
伊勢神宮 内宮・外宮の正宮には、お賽銭箱の代わりに、白い布が敷かれていてお賽銭が入れられています。
でも、これは、ここにお賽銭を入れるためのものではなくて、お賽銭を入れる人が居るから敷かれているのです。
お金が正宮の地面に触れて、穢れてしまうのを防ぐためのものです。
伊勢神宮 内宮・外宮の正宮では、お賽銭は不要です。
お賽銭を入れる場合は、手のひらを滑らせるようにそっと入れましょう。
どこの神社でも、お賽銭箱に勢いよくお賽銭を投げ込むのはタブーです。
お賽銭を気にするよりも、天照大御神と豊受大御神に日頃の感謝をしてくださいね。
伊勢神宮 内宮で個人的なお願いはタブーなの?
伊勢神宮 内宮では、個人的なお願い事はタブーだと言う人もいます。
伊勢神宮 内宮は『私幣禁断』で、天皇陛下が国民の平和等を祈願される神社とされてきたからです。
でも、伊勢神宮の公式ページに、
『決して個人的なことを祈ってはいけないところではありません。(中略)どの宮社でもまず感謝をし、次にお願いごとをすれば良いかと思われます。』
と書かれています。
まず、これまでの感謝を天照大御神に伝えて、『身の取り回しよろしくお願いします。』とお願いしましょう。
これで、天照大御神は、アナタの行く先を全て最も良い方向に導いてくださいます。
伊勢神宮 内宮周辺のおすすめスポット
伊勢神宮 内宮周辺のおすすめスポットを紹介します。
是非、周辺のパワースポットや観光スポットも行ってみてくださいね。
伊勢神宮 外宮(げくう)
豊受大神宮(外宮) | とようけだいじんぐう(げくう) |
ご祭神 | 豊受大御神 (とようけのおおみかみ) |
ご利益 | 農業守護・豊漁・五穀豊穣 商売繁盛・開運厄除 |
伊勢神宮のもう一つの中心である外宮(げくう=豊受大神宮)。
伊勢神宮 外宮のご祭神 豊受大御神は、天照大御神が食事を司る御饌都神(みけつかみ)として招かれました。
伊勢神宮は、『外宮先祭(げくうせんさい)』と言って、先に外宮で祭儀が行われます。
伊勢神宮のお詣りも、まず外宮から先に参拝するのが習わしになっています。
伊勢神宮に参拝するなら、外宮と内宮両方にお詣りしましょう。
外宮と内宮どちらかだけにお詣りするのは、あまり縁起が良くないと言われています。
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)と夫婦岩
二見興玉神社 | ふたみおきたまじんじゃ |
ご祭神 | 猿田彦大神 (さるたひこのおおかみ) 宇迦乃御魂大神 (うがのみたまのおおかみ) |
ご利益 | 農業守護・豊漁・五穀豊穣・縁結び 恋愛成就・夫婦円満・商売繁盛 |
伊勢神宮に参拝する前に、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)で心身を浄化するのが古来からの正式な参拝です。
ご祭神の猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)は、天照大御神の孫神 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天降りされるときに案内された神様です。
その為、猿田彦大神は、啓行(みちひらき)の神、導きの神とされ、崇敬されています。
二見興玉神社で有名なのは、夫婦岩。
夫婦岩は夫婦和合の象徴でもあり、沖合にある霊石『興玉神石』、太陽神を拝する鳥居の役もあります。
昔、関西の小学校の修学旅行と言えばお伊勢さんで、二見ヶ浦の旅館に泊まるのが決まりでした。
ojinも、修学旅行の時、先生に朝早く起こされて、夫婦岩の間から上る朝日を拝みに行きました。
宇迦乃御魂大神(うがのみたまのおおかみ)は、伏見稲荷大社の主祭神として有名なお稲荷さんです。
また、豊受大御神と同一神とも言われています。
椿大神社(つばきおおかみやしろ)と猿田彦神社
椿大神社 | つばきおおかみやしろ |
ご祭神 | 猿田彦大神 (さるたひこのおおかみ) |
ご利益 | 土地家屋敷安泰守護・方災解除・厄除開運 家内安全・無病息災・交通安全 旅行安全・商売繁昌・家運隆昌 良縁・子孫繁栄・進学修業・事業成就 |
椿大神社(つばきおおかみやしろ)は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)をお祀りする神社の本宮です。
伊勢の国の一の宮です。
本殿は、重厚で厳かですごいパワーを感じます。
また、本殿の右の方にある別宮椿岸神社は、猿田彦大神の妃神 『天之鈿女命(あめのうずめのみこと)』をお祀りしています。
『別宮椿岸神社』の横にある『かなえ滝』は、開運成就、恋愛成就のパワースポットとして有名です。
小さな滝ですが、かなりの水量があります。
猿田彦大神は、交通安全の神様としても有名なので、車のお祓い・御祈祷を受ける方がたくさん居られました。
同じ猿田彦大神をお祀りする『猿田彦神社』は、内宮と外宮の間にあります。
特に、猿田彦大神から内宮へは、徒歩でも10分程度なので、ぜひお詣りしてください。
アクアイグニスと御在所岳のロープウェイ
伊勢神宮に1泊で参拝するなら、アクアイグニスがオススメです。
アクアイグニスは、伊勢神宮から自動車で約1時間半です。
広い敷地で、建物はすべて平屋建て。
水がたたえられた庭の上を、爽やかな風が吹いていきます。
和食もイタリアンもパンもケーキも、全ておいしい癒し空間。
その上に、100%源泉かけ流しの天然温泉に、エステサロン。
日頃の疲れをゆったりと癒せる静かな温泉です。
アクセスも、近鉄湯の山線『湯の山温泉駅』から徒歩 8分と便利です。
そして、自動車で約7分の『御在所岳のロープウェイ』。
小さなゴンドラで、360度の絶景を楽しめます。
四季それぞれの景色を楽しませてくれる空中散歩がステキです。
おかげ横丁とおはらい町
伊勢神宮参拝の後は、お土産やグルメ、スイーツを楽しみたいですよね。
伊勢神宮 内宮からすぐの『おかげ横丁』と『おはらい町』。
レトロな雰囲気タップリの食べ歩きを楽しんでくださいね。
ojinが知りたい伊勢神宮の4つの不思議
伊勢神宮には、不思議なことがいくつもあります。
ojinにもなぜなのか分かりません。
ご存知の方が居られたら教えていただきたいと思います。
注連縄と鈴と狛犬がないのは何故なのか
伊勢神宮には、注連縄がありません。
注連縄の代わりなのかどうかは分かりませんが、鳥居や社殿に榊が一枝飾られています。
また、狛犬も鈴や鈴緒もありません。
明治天皇まで天皇が公式参拝しなかったのは何故なのか
伊勢神宮 内宮は、天皇の祖神である天照大御神をお祀りしています。
ということは、さぞかし歴代天皇は、伊勢神宮に参拝していただろうと思いきや…。
正式に天皇陛下が伊勢神宮に参拝したのは、明治天皇が最初です。
持統天皇が、伊勢神宮に参拝したという説もありますが、それでも今から1,300年以上も昔です。
平安時代、何人もの上皇が、紀伊半島の南端にある熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社のいわゆる熊野三山に何度もお参りしています。
でも、天皇家の祖神が祀られている伊勢神宮にはお詣りしていません。
500年後に外宮に神様を招聘したのは何故なのか
伊勢神宮 外宮は、雄略天皇の御代に創建されました。
雄略天皇の夢に天照大御神が現れて、
『自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の等由気大神(とようけのおおかみ)を近くにお祀りして欲しい。』
と言われたので、丹波国(京都府)から伊勢山田原へ移されました。
このように、『伊勢神宮 外宮の豊受大御神は、天照大御神の食事を司るために招かれた。』というのはいいのですが…。
どうして、内宮が創建されてから、約500年も経って天照大御神が豊受大御神を呼ばれたのでしょうか。
500年も辛抱されているなんて、天照大御神はすごく我慢強い神様です。
内宮の正宮に猿田彦大神が祀られているかも
伊勢神宮 内宮の正宮に向かって、一番左奥、板垣と外玉垣の間に、興玉神(おきたまのかみ)がお祀りされています。
興玉と言えば、『二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)』を思い出します。
二見興玉神社の主祭神は猿田彦大神です。
もしかして、伊勢神宮 内宮の正宮には、興玉神として猿田彦大神がお祀りされているのでしょうか。
もっとも、伊勢神宮 内宮の正宮には、天照大御神以外に、
- 天手力男神(あめのたじからおのかみ)
- 栲幡千々姫神(たくはたちぢひめのかみ)
の二柱の神様がお祀りされています。
また、伊勢神宮 内宮の正宮の御垣内には、興玉神以外に、
- 宮比神(みやびのかみ)
- 屋乃波比伎神
がお祀りされています。
ojinには、『宮比神』も『屋乃波比伎神』も、どんな神さまなのか分かりません。
ただ、宮比神(みやびのかみ)は、猿田彦大神の妃神である天鈿女命(あめのうずめのみこと)や伏見稲荷大社にお祀りされている大宮売命(おおみやのめのみこと)であるという説があります。