京都で生まれ、京都で育って60年、神様大好きのojinです。
神社の参拝方法は、神社本庁や都道府県神社庁によって、また各神社や地域によって違いがあります。
このページでは、標準的とされる参拝方法に、ojin独自の解釈を加えて紹介します。
神社の正しい参拝方法
神社の参拝方法を
- 鳥居のくぐり方
- 手水舎での手や口の清め方
- お賽銭と鈴を鳴らす順番
- 二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)
- 本殿と摂社末社のお参りの順序
- 神社の参拝で気を付けたいこと
という項目で、紹介していきます。
神様に失礼のない参拝方法で、ウンとご利益を授かってくださいね。
神社の参拝方法 鳥居のくぐり方
- 鳥居をくぐる前に一礼
神社の参拝方法の最初は、鳥居のくぐり方です。
鳥居から先は、神社の境内になります。
神様の家に当たります。
『お邪魔します。』『失礼します。』という気持ちをもって、一礼してから鳥居をくぐります。
お参りが終わって帰る時も、鳥居の外に出たら向き直って一礼します。
一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と、いくつもの鳥居がある神社もあります。
その場合は、鳥居ごとに一礼します。
帰りも、鳥居ごとに向き直って一礼します。
鳥居をくぐるのは左右のどちらから?
鳥居をくぐるときは、中央ではなく左右どちらかの端に寄って一礼します。
伊勢神宮のように、外宮は左側通行、内宮は右側通行と決まっている神社もあります。
外宮は左端に、内宮は右端に寄って、一礼します。
また、手水舎が左右どちらにあるか分かっている場合は、手水舎のある側に寄って一礼すると良いでしょう。
左右どちらが良いのかわからない時は、ojinとしては、アナタの左手側に寄ることをおすすめします。
というのは、アナタの左手側は、神様から見ると向かって右になります。
左と右では、例えば、右大臣よりも左大臣の方が上の官位になるように、左が格上になります。
神様は人間よりずっとずっと格上の存在です。
ojinは、神様から見て向かって右(アナタの左手側)に寄って鳥居をくぐることで、神様を敬う気持ちを表します。
鳥居の前で一礼する時は、両足のかかとをつけて立って一礼しましょう。
両足を開いたままの一礼は、就活の面接でも減点になるので注意しましょう。
神様を敬う気持ちが、参拝方法の基本です。
参道を歩く時の注意 真ん中は通らない
神社の参道の真ん中(中央)は、正中(せいちゅう)と言って、神様が通られる通路だと言われています。
正中は、神社で言うと本殿と同じように神聖な場所とされます。
正中を歩くということは、本殿の上を歩くことと同じように畏れ多いことです。
参拝方法の基本として、人間は参道の左端を歩くようにしましょう。
初めて行く神社等で、手水舎が歩いている側に無い場合など、参道を横切る必要があるかもしれません。
そんな場合は、本殿に向かって頭を下げ、神様に対して
『参道を横切らせていただきます。失礼します。』
というようなお断りをしてから横切ってくださいね。
その時も、参道の中央部分はできるだけ踏まないように気を付けましょう。
神社の参拝方法 手水舎での手や口の清め方
多くの神社には、境内に手水舎(ちょうずしゃ、ちょうずや、てみずや、てみずしゃ)があります。
手水舎は、神様にお参りする前に、身を浄める場所です。
元は、近くの川や泉で、身を浄めてから神社にお参りしました。
それがなかなか難しくなったので、手水舎で身を浄めることになっていきました。
手水舎で両手を清め、口をすすぐことによって、心(魂)も洗い清めるという意味があります。
参拝者の中には手水舎を気にせず、そのまま本殿に向かってスタスタと歩いていかれる方もおられます。
でも、ここはキッチリと心身を浄めて神様にお参りしてくださいね。
<<<手水舎での作法>>>
- 一礼をする。
- 右手で柄杓を持って水を汲む。
- その手水を最初に左手にかけて左手を清める。
- 次に柄杓を左手に持ち替える。
- 同じように右手に手水をかけて右手を清める。
- 口を漱ぐために再び柄杓を右手に持ち替える。
- 左の手のひらに手水を受けて口に含む。
- 音を立てずに口を漱いで清め、そっと吐き出す。
- 水を左手にかけ、左手をもう一度清める。
- 柄杓の柄を片手で持ち、椀部が上になるよう傾ける。
- 柄に手水をしたたらせて柄の部分を洗い流す。
- 柄杓を元の位置に静かに伏せて置く。
- 最後に一礼する。
神社の参拝方法 お賽銭と鈴を鳴らす順番
いよいよ神様にお参りする本殿での参拝方法です。
本殿の前に来たら、お賽銭箱の前に立ち一揖(いちゆう)します。
一揖とは、浅いお辞儀を一回することです。
お賽銭をそっと静かに入れます。
お賽銭箱の中に、お金を投げつけるような人もいますが、神様に対して失礼です。
神様に手渡すような感じで、転がすようにそっと静かに入れましょう。
お賽銭を入れたら、鈴の緒(すずのお:鈴の下に垂れ下がっている麻綱や布紐)を振って、鈴を鳴らします。
お賽銭と鈴の順番は、どちらが先でも構わないと言われています。
鈴を先に鳴らすことで邪気を祓い、神様に気づいていただき、神霊の発動を願う方が良いという説があります。
でも、鈴を鳴らしてから、お賽銭箱の前に立ってお賽銭を用意するのは、神様に失礼に当たります。
先に鈴を鳴らすなら、予め取り出しやすいようにお賽銭を用意して、鈴を鳴らしましょう。
ojinの場合は、
- お賽銭箱の前で一揖
- お賽銭をそっと入れる
- 鈴を鳴らす
の順番で行っていることが多いです。
この場合でも、お賽銭箱の前で財布を出さなくてもよいように、予めお賽銭は取り出しやすいところに用意しています。
また、お賽銭箱の前から横に避けて拝みます。
お賽銭箱の前でモタモタしていたら、後ろの人に迷惑ですからね。
神様は、人に迷惑をかけることを嫌われます。
後の人のことを考えて、できる限りスムーズに、できる限り早く、次の人に場所を譲る工夫をしてくださいね。
待っている間も、イライラせず、
『待つことも修業の一つ。』
という感じで、焦らないでくださいね。
エラそうに言っていますが、ojinはイラチなので、すぐにイライラしてしまいます。
反省して、何とか辛抱して気長に待つように気を付けているのですが…。
おおらかな気持ちでお参りするのが、参拝方法の基本なのですが…
修行が足りません。
お賽銭はいくらがいいの?
- お賽銭はいくらでも良い
『お賽銭はいくらがいいの?』
という質問を、よく受けます。
答えは、先に書いた通り、いくらでも、何円でも構いません。
神様は、お賽銭の金額によって、ご利益の質や量を変えるというようなことはされません。
お賽銭は、アナタの気持ちです。
たまたま、その時小銭がないからと言って、お参りできないとは思わないでくださいね。
ojinは、お賽銭の金額は、
- 111円
- 5円
- 115円
- 45円
でお参りしています。
最も多いのは、111円です。
なぜ111円なのか…
それは、111円は硬貨の枚数が奇数で、かつゾロ目だからです。
ゾロ目は、パワーが強いと言われます。
1が3つ並ぶ111円は、大きなスタートを表し、『成功』と『発展』を意味する数字だと聞いたことがあるからです。
5円は『ご縁』、115円は『いいご縁』45円は『始終ご縁がありますように』とご縁に繋がる語呂合わせです。
しかも、硬貨の枚数が奇数です。
神様へのお供えは、奇数が良いと産土神社の宮司さんに聞いたからです。
神社の参拝方法 二礼二拍手一礼
- 二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)
神社での参拝方法の基本は、二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)です。
- 神前に進み姿勢を正す。
- 腰を90度に折る深いお辞儀を2回(二礼)
- 両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引く
- 両手を肩幅程度まで開いて拍手を2回打つ(二拍手)
- 両手をおろして深いお辞儀を1回(一礼)
最近は、若い人もネットで調べているのか、キッチリと二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)されている方が多いです。
むしろ、ojin以上の年配の方の方が、二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)されていない方が多いです。
でも、これはある意味仕方ないことかもしれません。
ちょっと、二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)の疑問点があるので、次に簡単に紹介します。
二礼二拍手一礼で終わると神様にはいつお願いする?
神社本庁や大きな神社のHPでは、二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)の作法を、動画で解説したりしています。
かわいい巫女さんが、背筋を伸ばして姿勢よく二礼二拍手一礼されている動画はステキですよね。
けっ、決して、スケベ心で言っているのではありません。
猫背でイラチなojinが、同じ動作をしてもブサイクなのです。
神社本庁や神社などの二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)動画は、最後の一礼まで連続で流れるようにされています。
でも、ここでひとつ疑問がわきませんか?
『一体、いつお願い事言うねん?』
と、思いませんか。
参考になるかどうかわかりませんが、ojinの参拝方法を紹介します。
ojinは、一揖二礼二拍手一礼一揖でお参りします。
先ほども言いましたが、一揖(いちゆう)は、浅いお辞儀です。
- 神前に進み姿勢を正す(かかとを合わせる)。
- 浅いお辞儀をする(一揖)。
- お賽銭をそっと入れる。
- 鈴を鳴らす。
- 腰を90度に折る深いお辞儀を2回する(二礼)。
- 両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引く。
- 両手を肩幅程度まで開いて拍手を2回打つ(二拍手)。
- 両手を揃えて手を合わす。
- 神様に自分の住所氏名生年月日を伝え、感謝とお願い事をする。
- 両手をおろして深いお辞儀を1回する(一礼)。
- 最後に浅いお辞儀をする(一揖)。
ojinは二拍手の後、両掌を揃えてお願い事をします。
でも、ojinが、二礼二拍手一礼でお参りし始めたのは、この10年くらいなので割と最近です。
いろいろな神社が二礼二拍手一礼が正しい参拝方法だと、拝殿の前に図解で案内したり、HPで動画を配信するようになって知りました。
その前は、二礼二拍手の後お願いをして、その後再度二拍手して、最後に一礼をしていました。
ojinの住む地域では、子どもに神様を拝むとき
『パンパン アン やで。』
と言って、柏手2回と頭を下げて祈念することを教えていました。
『アン』は、手を合わせて拝むことです。
ちょっと話がそれますが、京都や大阪では、子どもに神様や仏様に拝むように言う時、
『まんまんちゃんにあんしいや。』
といいます。
『まんまんちゃん』とは、神様仏様のことです。
土地によって、また神社によって、いろいろな参拝方法があると思います。
そもそも二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)は正しいの?
いつ頃から、各神社で二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)を言うようになったのかは、ojinには分かりません。
では、そもそも二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)は正しいのかと言うと、それも正直よくわかりません。
いろいろな説があって、二礼も二拍手も、神社によって違いがありました。
神社本庁のホームページにも
『永い間の変遷を経て現在、「二拝二拍手一拝」の作法がその基本形となっています。』
と書かれています。
東京神社庁のHPでは、
『私たちが神社にお参りする際の作法には厳格なきまりはありません。敬意の表し方は人それぞれですし、参拝方法も神社や地域によって特色があります。』
と書かれています。
あなたの地域の神社で、古くからおこなわれている参拝方法でお参りすればよいと思います。
昔からの参拝方法はよく知らないという方は、現在神社本庁などで推奨されている『二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)』の参拝方法でお参りすればよいと思います。
神様にお願い事をしてはダメなの?
神様や神社を紹介しているサイトには、
『神様にお願い事をしてはいけない。』
と書かれているのをよく見かけます。
神社は、神様に感謝をするところで、お願い事はNGという内容が多いようです。
でも、ojinは、半分当たっているけど、半分違うと思います。
ojinは、次のような流れで、神様にお願いごとをしています。
『京都市○○区○○町○○番地に住まいするojinでございます。』
『昭和○○年○○月○○日、午前○時○○分に生まれました。』
『これまでの身の取り回し、誠にありがとうございました。』
『今後とも何卒宜しくお願い致します。』
と、日頃の感謝を伝えてから、身の取り回しをお願いしています。
コロナが流行ってからは、
『日本の皆様が、幸せに健康に暮らせますよう、何卒宜しくお願い致します。』
と、お願いを追加(?)しています。
また、特別何かをお願いしたい場合、例えば
『JTBを第一志望として、旅行会社に就職活動をしています。精一杯頑張りますので、何卒身の取り回し宜しくお願い致します。』
と、自分の目標と努力を神様に伝えます。
『JTBに入社できますように!』
などと、結果を限定したお願いはしません。
何故なら、JTBに入社することが、ojinにとって最善なのかどうかはわからないからです。
もしかしたら、日本旅行の方が、社風や社員の皆さんとの相性がojinに合っているかもしれません。
神様は、先のことまで見通して、あなたにとって最も良い道にすすめるように、導いて下さいます。
住所氏名生年月日を言う必要はあるの?
先ほど、ojinは、神様に参拝する時、
- 住所
- 氏名
- 生年月日
を、最初に言うと言いました。
これは、神様に対する礼儀として、自分のことを名乗っています。
人間でも、初めての人には名刺を出したり名前を言ったりして自己紹介しますよね。
神様に対しても、名を名乗るのが礼儀だと思いませんか。
神社の参拝方法 本殿と摂社末社のお参りの順序
- 通常は本殿からお参りする
神社には、本殿以外にも小さない摂社末社がある場合が多いです。
通常は、本殿から先にお参りして、次に摂社末社にお参りするのが通常の参拝方法・参拝順序です。
でも、神社によっては
- 出雲大社の祓社(はらえのやしろ)
- 伊勢神宮内宮の瀧祭神(たきまつりのかみ)
など、本殿を参拝する前に、お参りした方が良いとされる摂社末社もあります。
参拝方法は、神社によって違うのが興味深いですね。
お守りやおみくじと御朱印について
神社の参拝の後、お守りを見たりおみくじを引くのも楽しみの一つですね。
お守りやおみくじ、それと最近ブームにもなっている御朱印について紹介します。
お守りはいくつ持ってもいいの?
- いくつ持っても構いません
お守りをいくつも持つと、神様同士がケンカされるという話を聞くことがあります。
でも、安心してください。
神様は、私たち人間を幸せにしようという共通の思いがあります。
お守りをいくつも持ったからといって、神様同士がケンカされることはありません。
でも、同じ金運のお守りを、いくつもの神社で授かるのはどうかな…とも思います。
例えば、金運のお守りを5体持ったからといって、金運のご利益が5倍になることはありません。
同じご利益のお守りは、1体で十分です。
いくつかのお守りを持つなら、金運や縁結び、受験合格、厄除など、ご利益ごとにお守りを授かる方がいいのではないでしょうか。
おみくじは何度引いてもよいのか?
おみくじを引く回数は、人によってマチマチです。
初詣の時に1回引いたきり、その年はもうおみくじを引かない人もいれば、神社に行くたびにおみくじを引く人もおられます。
おみくじは、何度引いてもよいのか、年に1回だけが良いのかは、全く定められていません。
なので、結論から言うと、年に何度引いても構いません。
また、違う神社に行く都度、おみくじを引いても構いません。
その都度、神様からのメッセージとして受け取ればよいのです。
でも、『大吉』が出ないからといって、『大吉』が出るまで引くということは神様に対して失礼です。
ちなみに、ojinは、初詣の時に1回おみくじを引きます。
また、毎年初詣に行く神社は決まっているので、決まった神社で年1回だけおみくじを引いています。
その年は、それ以降おみくじは引きません。
おみくじは持って帰るのかおみくじ掛けに結ぶのか?
神社で引いたおみくじは、持って帰るのが良いのか、おみくじ掛けに結ぶのが良いのか、と聞かれることがあります。
これについても、定められていません。
人によっては、
- おみくじは持って帰る
- おみくじ掛け所に結ぶ
- おみくじの内容によって変える
と、人それぞれです。
以前、神社の宮司さんに聞いたところ、
『大吉や吉など、良い運勢のおみくじは持って帰り、凶などの悪い時は、おみくじ掛けに結んで神様にお返しすればよい。』
『大吉や吉などのおみくじをおみくじ掛けに結ぶと、良い運勢を神様にお返しすることになる。』
と、教えてもらいました。
それで、ojinは、基本的に持って帰って、時に読み返して自分の進むべき道を確認します。
おみくじは、単に運勢の吉凶を占うだけのものではありません。
神様からのメッセージとして、自分の生活の道しるべとするものです。
また、『凶』が出た場合は宮司に聞いた通り、おみくじ掛けに結んで悪い運勢を神様にお返ししています。
この時も、おみくじを引きなおすことはしません。
ちなみに、おみくじを結ぶのは、神社所定のおみくじ掛け(おみくじ納め所・おみくじ結び所)に結んでくださいね。
勝手に、適当な木に結んでいる人が居ますが、木の成長を妨げるので、決められたおみくじ掛けに結んでくださいね。
そうそう、持って帰ったおみくじは、翌年の初詣の時に『古札納め所』にお納めしています。
御朱印をいただくのはいつが良い?
最近は、御朱印ブームで、若い女性も年配のオジサンも、御朱印をいただくために行列されています。
御朱印は、神社やお寺を参拝したという証としていただくものです。
諸説ありますが、御朱印は、元々写経して奉納した証として授与されていたものです。
現在では、手軽に神社やお寺で御朱印がいただけるようになりました。
そんなことから、神様にお詣りもせず、御朱印だけをいただいて帰る方も増えているようです。
でも、御朱印は、あくまでも参拝した証としていただくものです。
スタンプラリーやコレクションではありません。
御朱印をいただく前に、シッカリと神様や仏様にお参りしてくださいね。
神社の参拝で気を付けたいこと
神社の参拝で気を付けたい事、注意点などを紹介します。
神社は、長い年月、先人たちによって神聖に保たれてきた信仰の場所です。
また、神社は、神様が鎮まられている所でもあります。
決して、観光目的で行く場所ではありません。
神様に対する礼儀を持ってお参りしてくださいね。
神社にお参りする時間はいつが良い?
- 午前中の参拝がオススメ
神社にお参りするのは、午前中がオススメです。
昔から、ojinが住んでいる地方では、
『神さん事は、午前中がにしなさい。』
と言われてきました。
午前中は、一日の内で『陽の気』が強い時間帯です。
特に、早朝がオススメです。
朝の清々しい時間に神社にお参りすると、とっても爽やかで気持ちいいですよね。
『そんな早ように、お参りできひんわ!』
という方でも、午後1時か2時頃までには、お参りをしていただきたいです。
それ以降の時間は、だんだんと『陰の気』が強まってきます。
神様のご利益の最も大きいものは、『罪や穢れ』の祓いです。
陽の気が満ちている時間にお詣りして、罪穢れを祓い清めていただき、ご利益を授かってくださいね。
服装について
- 正装が基本
- 帽子や手袋は脱ぐ
神社にお参りするときは、本来正装が基本です。
男性なら、ダークスーツにネクタイと革靴です。
もちろん、着物もOKです。
女性もそれに見合った服装で、参拝することが望ましいです。
特に、正殿参拝や御祈祷を受ける場合は、正装に近い服装がオススメです。
とは言っても…
『なかなかスーツにネクタイはしんどい。』
という方もおられるかもしれません。
そんな場合でも、目上の人の家にお伺いするときに着るような、失礼にならない服装を心がけましょう。
神様は、人間よりもずっとずっと格上の存在です。
タンクトップや短パンにゴム草履などは、神様に対して失礼になります。
女性も、ノースリーブやミニスカートにサンダルなど、肌の露出の多い服装は避けましょう。
でも、自宅近くの産土神社に、いちいちスーツで行くのはちょっと大層です。
産土神社や氏神様は、普段の軽装でも構いません。
それでも、せめて肌の露出は控えて、草履などではなく靴くらい履いていきましょう。
また、帽子や手袋は、鳥居をくぐる前に脱ぐのが礼儀です。
ファッションの帽子でも脱いでください。
帽子をかぶったまま本殿で拝まれている人もいますが、神様に失礼になるのでやめましょう。
人間でも、目上の人にあいさつする場合は、帽子をとってあいさつします。
帽子は、ついつい忘れがちなので、注意してくださいね。
氏神様や産土神社にお参りしましょう
私たちが住んでいる土地には、その土地を守っておられる神社があり、鎮守様(ちんじゅさま)といいます。
昔は、一つの土地に一族が住んでいました。
その一族が敬っていた神様や祖先神を氏神様(うじがみさま)といいます。
また、アナタが生まれた土地を守っておられる神社を、産土神社(うぶすなじんじゃ)といいます。
もともと、氏神様と産土様は、同じ神様である場合がほとんどでした。
しかし、近年、就職や転勤などで、故郷を離れる人も多くなりました。
親が、故郷を出て都会で暮らすようになり、都会で子供ができます。
この子供の産土の神様は、この子供が生まれた土地を守っておられる神社の神様になります。
このように、次第に氏神様と産土神社が違う人が増えて行きました。
今では、氏神様と産土神社(産土様)を同じ意味で言う人が増えています。
ここで、アナタにお願いしたいのは、アナタの自宅の近所の神社(氏神様・産土様)に、お参りして欲しいということです。
初詣などに、大きな神社に行かれることも多いと思います。
でも、神様からご利益を授かるには、まず氏神様(産土様)にお参りすることです。
初詣で、一番にお参りするのは、自宅近くの氏神様(産土様)の神社です。
自宅の近所の氏神様(産土様)にお参りすることで、大きな神社の神様からもご利益を授かれるのです。
氏神様と大きな神社の神様とのネットワークです。
また、引越しされる場合は、今の氏神様(産土様)に、引越しの日と引越し先の住所を言って、これまでの感謝を伝えましょう。
そして、引越した土地の氏神様に、
- どこから引越ししてきたか
- 新しい住所
- 氏名
- 生年月日
を伝え、これからの身の取り回しをお願いします。
これによって、以前の氏神様から、新しい土地の氏神様に、アナタのことを見守ってくださるように伝えてくださいます。
やっぱり、神様のネットワークです。
これによって、アナタは何重にも神様のご加護とご利益が授かれます。
ペットは本来ご法度なのです
- 基本的に神社はペット禁止です
最近では、当たり前のように犬を連れて神社に来られている方を見ます。
元来、神社はペット禁止です。
でも、よく聞くのは、
『この神社は、ペット禁止と書いていないからペットOK。』
というような自分に都合の良い解釈です。
もっとも、最近ではペット同伴を許可している神社も、一部にはあります。
でも、ほとんどの神社は、何も書かれていなくてもペット禁止です。
神社の神職の方も、揉めるのも嫌だからと黙認されている場合がほとんどです。
古来から、神社では動物を穢れとしてきました。
清浄に保たれた神聖な場所に、動物を連れて行くことは神様に失礼です。
神社の鳥居をくぐるとき、人間でも一礼しますがペットはできません。
人間でも、手水舎で身を浄めますが、ペットはできません。
人間は参道の真ん中(正中)を避けて通りますが、ペットな平気です。
人間に置き換えればよく分かります。
犬が嫌いな上司の家に、ペットは家族だからと犬を連れて行くとどうでしょうか。
上司は、不快に感じるはずです。
神様も同じです。
神様は、昔から獣はイヤなのです。
ペットは、ペット同伴が認められているところに連れて行ってあげましょう。
神様を信仰されている方からすると、ペット同伴の方に対して不快感を持ってしまいます。
神社は、はるか昔から、先人たちに守り抜かれてきた神聖な信仰の場です。
神社には、低級な動物霊も集まっている場合があります。
ペットのためにも、ペットを連れての神社参拝はやめましょう。
神社の参拝方法のまとめ
神社の参拝方法には、意外に新しいルールがあります。
時代によって参拝方法が変わるため、一概にこれが正式だと言い切れないものも数多くあります。
このページでは、現在基本とされている神社の参拝方法を紹介しました。
また、地方によって、その地域特有の参拝方法もあります。
その場合は、その参拝方法でお参りしていただければよいと思います。
神社に行かれるときの参考にしていただければ幸いです。